Zepp Sapporo (2日目)
2003年 10月 18日 (土)


 小雨の札幌

秋晴れの仙台を飛び立ち、分厚い雲を抜けて新千歳空港に降り立ったら、でした。
ゲ!傘持ってきてない(--;;

今回は格安ツアーパックに申し込んだのが遅くて、
一番グレードの高いホテルしか空いてなかったのですが…。
ホテルニューオータニ。すごい!(笑) ロビーに足を踏み入れた途端
「いらっしゃいませ。お泊りでしょうか?お荷物お持ちします。」なんて笑顔で言われ、
部屋までの案内に2人もホテルマンがついてきて、1人部屋なのにダブルベッドで…。
滅多にないな、こんなホテルに泊まる機会。
織田さんはいっつもこんなホテルに泊まってるんだろ〜なぁ…(^^;;

ライブ赤Tシャツに着替え、青島コートに初めて袖を通す。
2〜3日前に雪も降ったらしいし、青島コートデビューには丁度いいかな?と思ったら、
結構暑かった…。早くも織田熱気?(笑)


ホテルで待ち合わせをした織田友さんから傘をお借りし(ありがとう♪)、
会場のZepp Sapporoに着いたのは16:30頃。
ストラップ購入のためか、雨の中すでに10人以上は並んでました。
裏の方へまわると、真っ赤なツアートラックが♪

会場近くのホテル内のレストランで軽く食事をして時間をつぶし、
開場時間の18:00過ぎに改めていざ、会場へ!


 Zepp Sapporoという会場は…

Zeppといえばライブハウス
チケットには指定席と書いてあるけど、中に入ったらスタンディングなのかしら?と思って
会場外のコインロッカーにかさばる荷物を入れて中に入ったら、
1階のフロアにはちゃ〜んと椅子が並べてありました
コインロッカー使う必要なかったじゃん…(^^;;

もひとつ知らなかったのは、ワンドリンク(¥500)が強制なこと!
実質、¥6,300+¥500=¥6,800のチケットということですね。<Zeppのみ


入り口で渡されたチラシの中に、嬉しい情報が♪


それにしても、さすがライブハウス。せまい!!(笑)
1列が25番までしかないんですよ?
舞台セットも、中央にこじんまりまとまってる感じ。
私は今回9列目の右端でしたが、それでもステージまではすごい近かった。

でも後ろを振り返ると、バーで区切られた後方にはスタンディングの方々
ものすごくキュウキュウに詰められていて、かわいそう。
傾斜もほとんどないから、たぶん後ろの人は見えないよ…(;_;)


そして、開演時間きっかりの19:00、COLORSテーマ曲が流れ出す…。


 開演〜♪

曲目基本的なMC等は今までのライブと同様です。


♪1曲目 『そんなもんだろう』

 のびのびとしてすごく力強い声! 最初っからノリノリで歌ってる♪
 近かったせいもあって、あまりに大きなお口を開けて歌ってるのが私的にツボに入り、
 奥歯までしみじみ見ちゃいました(爆)


♪2曲目 『SOMETHING TO SAY』

 もうすでに2曲目から玉の汗…(^^;;
 間奏のところで右端へ出て来て演奏するので、もう大騒ぎ!(笑) きゃーーーー!!(≧▽≦)


♪3曲目 『空のむこうまで』

 本当にやっさし〜笑顔で、惚れ惚れしながら見入ってしまった。
 (ちゃんと聴き入りもしましたが)


ここでご挨拶。いつもと同じです(笑)


♪4曲目 『逆風』


♪5曲目 『KODO〜鼓動〜』

 いつものように左端から右端へと歌ってまわるのですが、
 幅がないので…10mも歩いてないんじゃないかな?(笑)


初期の漢字二文字シリーズ三部作、今でも好きですという話。
でも今一番好きなのは、3年ぶりに出したアルバム『11 Colors』
「買ったよー!」という声と拍手に、

「みんな2枚ずつ持っている。

と、手にメモメモする織田さん(笑)
ゴメン!まだ買ってないんだ、通常盤(爆)

その『11 Colors』より、曲をいくつか聴いてください、ということで…


♪6曲目 『蜃気楼』


♪7曲目 『ピエロ』

 今回も左手でマイクスタンドをなぞってました長くて細い、セクシーな指…
 このツアーの『ピエロ』で指フェチになりそうだ(爆)


♪8曲目 『T.R.Y.』

 雨が…降らなかったんです! 会場の設備として不可能だったのかしら?
 それとも、北海道は寒いから風邪ひかないように?(^^;;


『We can be Heroes』 をBGMにスライドショー
今までの会場だとスクリーンがステージ背景の一部分ぐらいだったけど、
今回はステージが狭いので、いっぱいいっぱいに映し出されてました(笑)


赤シャツに着替えた織田さんが、笑いながらお茶目に登場♪

「かわいいでしょ?このキャラクター、掛け値なしで僕も気に入ってます。」

お?「アニメ」じゃなくて「キャラクター」に言い換えた?<それが正解>織田さん

「次からは僕の代わりに、彼が歌ってくれると思います。」

え〜〜〜〜それはヤだ!(笑)


yuji-oda.comの話。
見たことある方は?という問いに、会場が拍手や「は〜い」で答えると、

「66,2%…。」

と、また手にメモメモ。


次に、この夏オープンした携帯サイトの話。
知ってる方は?という問いに、さっきより大きい拍手が(笑)

「おいおい、ちょっと待って!携帯サイトの方が知ってる方多いの!?
今までの2年半はなんだったんだ…」<(爆)


ラブサムとかシングル曲の着メロは他のサイトでもDLできるけど
アルバム曲はなかなかできないから、自分の携帯サイトでは
思い入れたっぷりなアルバム曲の着メロも自由に作れると思った、と。

「僕だけがそう思ってると非常に淋しいんですけど…」

と遠慮がちに言う織田さんに、「思うよー!!」と優しいかけ声と拍手が。
すると織田さん、いきなり

「でっかいどう。あったかいどう。」

お〜〜〜〜〜い!(^^;;


そんな思い入れたっぷりの着メロには隠れた失敗作もあって、
例えば同じ『真珠』でも、ベース音の効いたやつとか
メロディーにするパートが違ったりとか、何パターンかあるそう。
その中から、みんなに気に入ってくれるのはどれかな?と選んだりしてるんだって。

でも自分の曲ばかり使ってると、「すごい自分好き?」みたいに思われるので…
と織田さんが言うと、会場、大爆笑と大拍手。

「…あの〜この拍手はどういう意味?」

そういう意味です、織田さん(笑)


で、自分の楽曲以外で今、織田さんの携帯に入ってる曲をご紹介。
そしてお楽しみコーナーへ♪


♪9曲目 『ヴィーナス』

 あら、富山では『ルビーの指輪』になったと聞いてたんだけどな?


♪10曲目 『LOVEマシーン』


♪11曲目 『関白宣言』


「こういう曲もそろそろガツンと言わせたいと思うんですが、時代のせいか、今どきの
おな、おな、おなごどん‥‥女の人にはですね、え〜?っていう顔されるわけで。」

おなごどん…って(爆) すごい噛みかた(^^;;


♪12曲目 『北の宿から』


♪13曲目 『明日があるさ』

 おさげ髪のシュンケ君に、「シュンケかわい〜!」というかけ声も(笑)


先日パリで恥ずかしい思いをして某歌番組の収録をしたという話。
「フランス人が隅田川で…」のくだりもそのまま。
ところが実際に行ってみたらすごいセットが組まれてて、空母かこれは!?と思ったと。

「フランス人のスタッフもすごい気合いが入ってて、●△※★÷#○◆☆〜〜〜って
フランス語独特のあの柔らか〜い感じに聞こえるはずの声が、
ピタッ!ピタッ!ピタッ!と聞こえるんですよ。」


織田さん、フランス語のホニャホニャ〜っとした感じ、お好きみたいだもんね。<女性限定で?
雰囲気だけでわけわかなんいフランス語の真似をするのもスゴイ(笑)


その時に歌った歌を、地に足のついたこのステージで歌います、ということで…


♪14曲目 『今、ここに君はいる in Paris』

 今回もサビの逆光の部分では、汗がしっかりと美しく飛び散っておりました♪


お手を拝借コーナー。

「お二階さん、よろしいですか?」(会場:「は〜い!」)

「一階奥の方、よろしいですか?」(会場:「いいよー!」)

「あなた!!よろしいですか?」

…と、突然こちらを指差す織田さん! 誰だっ?誰のこと言ってんだ!?(O.O;)
私を含め、指差された方向にいた直線上の人はみな
「え、私!?」「はーいっ!」と口々に言って手を挙げておりました(爆)


ひととおり『ンチャ・ンチャ・ンチャチャ』の練習の後、

「今度は、お体をお借りしてもよろしいでしょうか?(会場の「いいよー!」などの声に)
いや、そんな、あの…
とても大衆の面前ではできません。

何を?(爆)


ステップの練習は、やはりみんな手拍子のみよりたどたどしい。

「…やってる? 今ステージの上で寒かったんだけど…(^^;;
きっと、北海道は寒いんで、内に秘めたあったかさを持ってると思うんですが、
かく言うわたくしも、
北海道のハーフです(笑)」

そうそう、お母様が北海道の方なんだよね♪


♪15曲目 『Grasshopper's Life』

 やっぱここから3曲はヒートアップしますね。


♪16曲目 『030』

 ラスト、「楽しんでるかい!?ほっかいどー!!!」と叫び、次へ。


♪17曲目 『Shake it UP』

 間奏の青島コート猿は、左手から登場。
 中央で踊ってる織田さんを押しのけ、それをどかす織田さん。
 でもまた押しのけてくるので、最後はお猿を押し飛ばす(笑)


ラブサムイントロをBGMに、今年を振り返っての話。
『T.R.Y.』『踊る2』『世陸』『11 Colors』そして今日、ここに来れたこと。

「今日は本当にどうもありがとう!」

と、マイクスタンドの前へ進み出る。 やっぱアカペラやってくれるんだ!?(*^^*)
(でも、この後ちょっと心苦しい出来事が…)


♪18曲目 『Love Somebody 〜CINEMA Ver.U〜』

 「ラ〜ラ〜ラ〜……ラブサンバディトゥナイ♪」

 と、タメもしっかりキマッて歌い出した織田さん。
 最初は手拍子しようとした方や一緒に歌おうとした方も数人いましたが、
 雰囲気にのまれてかすぐ止み、ほぼ静寂の中でアカペラを聴くことができて感動!
 そしてサビのラスト。

 「アイウォナ、ラブサンバディトゥ〜……」

 誰もが最後の「ナイ♪」という織田さんの声を期待して待っている瞬間、
 信じられないことに、客席から「なぁ〜〜〜い♪」という声が。
 はぁ!?と思ってたら、それに反応して笑う方たちも。
 その笑い声にかき消され、織田さんの最後の「ナイ♪」が全く聞こえなかったのです…。
 
 織田さんの心を込めたアカペラを台無しにした一言に、
 さすがの私も内心平静ではありませんでした。
 なんとなく子供の声っぽいような気もしたんですが、もし大人なら非常識ですね。

 もっと悲しかったのは、その後続けて伴奏付きで歌い始めた織田さんが
 笑っていなかったこと。
 笑顔じゃないラブサムを、私は初めて見ました。
 スタンドからとるマイクも乱暴だったような…。

 当然そんな様子で織田さんの気持ちを感じた私たちも当惑して、
 ラブサム恒例の腕振りも最初はあまりありませんでした。
 手拍子はしてたけど…なんか空気重い(^^;;

 まぁでも、2番ぐらいから徐々に腕振りも多くなり盛り上がってきて
 織田さんも「だって大人だも〜〜ん」の精神で(?)立ち直ってきてくれたようで
 後半は笑顔で歌ってくれたんですがね。
 でも、ここまで本当に楽しかった札幌ライブで、織田さんの気持ちに
 1つでも汚点をつけてしまったのかなぁと、とても残念に思いました。


そして、笑顔で手を振りながら織田さん退場。


 アンコール

席につく人が多かったものの、なんと札幌でも「お〜だ!」「ゆ〜じ!」コールが!
一緒に行った織田友さんはこのコールは初めて経験されたようで、
「どこの会場でもこうなの?」とビックリされてました(笑)
会場によって、本当にアンコールの仕方って違いますね。

5分ほどしてバンドメンバーが先に出てきて、
『Moon』のイントロと共に、中央から赤ライブTシャツに着替えた織田さん登場〜♪


♪アンコール1曲目 『Moon』


♪アンコール2曲目 『う・ね・り』


「皆さんもうご存知だとは思いますが、もうすぐ『踊る大捜査線2』が生まれ変わります!
その〜ですね…え〜〜…なんだったけかな?」

おいおい、織田さんトンでるよ(^^;;
客席から「ベイサイドシェイクダウン〜!」と声がかかると、そちらを指差し

「ライツ!!シェイサイド…ベイサイドシェイクダウン2という
横文字になって帰ってきます。」


教えてもらっても噛む織田さん(笑)


「今回はまたこうして札幌に来ることができて、
しかも、こ〜〜んなに近い距離で皆さんにお会いすることができて
本当に楽しかったです! ホントにどうもありがとう!!!」



♪アンコール3曲目 『I'll Be Back To You』

 間奏でバンドメンバー紹介。
 今回は近いし狭いので、メンバーの顔もよぉ〜く見えました(*^^*)
 「今度もまた札幌に来る♪」はなかったなぁ。最近はもうやってないのかな?<替え歌

 最後は、2階にも1階の奥にも手前の席にも、それぞれにホントに嬉しそうな笑顔
 「どうもありがとうねぃ!!」と言ってくれた織田さん、本当にありがとう!!


曲が終わり、バンドメンバーと一列に並びお辞儀〜。
舞台に一人残って、右・左・中央でさらにお礼のお辞儀
しみじみと見回してくれたし笑顔で手ぇ振ってくれたし、
会場狭いからバッチリ目が合った方が多いはず。(私も合ったと思ってる/笑)

舞台袖に引っ込む間際、呼び戻す大歓声に名残惜しそうに何度か振り返ってくれて

「また絶対札幌来るよっ!!」

生声で叫ぶ。 うきゃーーーーー生声最高♪(≧▽≦)



ライブ後は織田友さんとすすきのへ繰り出し、地下鉄終電近くまで盛り上がってました。
ノンアルコールで(笑)


おまけ:翌朝、晴れ渡って綺麗な空の下の時計台
(唯一札幌の観光名所で行けたとこ/爆)



【めずらしく後記】


今回、
アカペララブサムの一連はレポにどう書こうか悩みました。

やはり事実は事実で書くにしても、その後の織田さんが
本当に気分を害して怒っていたのか?とかは、そう「見えた」だけであって、
もしかしたら私がそう思い込んだのかもしれないし…と。

ネットは誰が見てるかわかんないし、またこんなことから誤解が生じて
「織田裕二もプロなんだから、そんなことぐらいで腹を立てるんじゃない!」
とか余計な中傷が出てきそうな気もして…。

ただ、どこか陰で変な噂されるよりは、私が見て感じたありのままを
伝えておきたいと思ったんですね。


私が言いたいことは、織田さんもよく言われることだけど、
織田さんがせっかくいいものを用意して持ってきてくれても、
それを成功させるか失敗させるかは、
私たち観客次第なんだなあ〜ということ。

また、100人中99人がそうじゃなくても、
たった1人のためにみんなが不快な思いをすることの危険性。
話は違うけど、近頃よく話題になる『追っかけ』だってそうですよね。


アカペララブサムに関しては、「手拍子や一緒に歌うことをせず、静かに聴いてほしい」
ほとんどのファンも、そして織田さん本人も希望してますよね?(ゼスチャーからもわかるように)
けど、ライブ参加者全員がネットでそんな情報知ってるわけじゃないし、
そんな思惑を知らないで、ただ単にいつものように一緒に盛り上がりたいという一心で
手拍子しちゃうのはしょうがないと思うんです。
途中で空気を読んで、気づいてくれればね(^-^)b

でも今回のことは、空気読まなすぎかな〜と…。
人が真剣に話してるのを、茶化すようなもんですよね。


レポ中にも書いたけど、もしかしたらあの声は
そういうことよくわかってない子供だったのかもしれない。罪はないのかもしれない。
そうだとしても、このことで札幌ライブ2日目のたった1度しかないラブサムが、
いつものラブサムじゃなくなってしまったのには違いない
ので、
敢えて感じたままに記しました。
まぁレポって、書く本人の主観が大いに入っちゃうものだしね(笑)<結局開き直るのか(爆)


本当は、ただ「楽しかったぁー♪」というだけのレポ書きたいんですが、
今回はそういうことで、ちょっと重い気持ちの部分があったことをお許しください<(_ _)>>レポ読んで下さった方



…後記、長いね(^^;;